ほっこりメモランダム

日々のちょっとしたほっこりをつづれたらいいかな。

桜の花と奥歯の憂鬱

いよいよ今週から4月。キリよく1日が月曜日。

張り切っていきましょう、というところながら、外を見ると雨空と足踏み状態の桜の蕾。なかなか春らしい明るい雰囲気が楽しめず、うつうつ。

加えて。

歯痛。結局今週はこれと格闘することになったのでした。

最初は左肩の凝りと共になんとなく左の下の歯茎に違和感を感じたのが始まり。

朝からなんとなく歯茎にウズウズするものを感じつつも、仕事に支障があるほどでなく、夕刻は顧客打ち合わせで外出。そのまま外で夕食を取っていたところ、再びかなりの痛み。朝ほどではないが、これはやはりおかしい虫歯かも、と、いつもの歯科医に電話をしたところ、すぐにみてもらえることに。

この時点では、左奥の3本の歯あたりの歯茎全体に痛みを感じる一方、どの歯も冷水や叩いたりでは痛みがはっきりしない。一番奥の歯が一番怪しい気はしたのだが、レントゲンを取ってもどれも虫歯の影は見られない。医師も「レントゲンにも限界があるので、あとは開けてみるしかないね。ただ、レントゲン見る限りは奥の2本はしっかりしている様なので、開けてみて何もないともったいないと思う」と。悩んだ末、その日は知覚過敏の処置をして様子を見ることにした。

その翌日。朝食時にかなりの痛みを歯茎に感じて、思わず床に座り込んだ。なんというか、歯茎に何かを捻り込まれる感じ。でも、しばらくするとある程度おさまったので、そのまま仕事に。しかし、昨日と違ってウズウズした痛みが常に意識されて、仕事になかなか集中できない。ビデオコールなど相手と話したりしている時はまだいいが、一人作業になると思考回路が回らない。それでも、まだこの時点では、かためのものを噛むと歯茎が痛いものの、あえて冷たい飲み物を取っても、歯にしみることがないし、叩いてみてもひびかない。

やはり、疲れで歯茎が炎症でも起こしているのか?とかないと話しつつ(ちなみに、かないは昔歯科助手のバイトをしていたことがあるので、素人よりは詳しい)、まずは体を休めることが鮮血と早めに就寝することに。

ところが、その夜間に状況は一変する。寝る直前に飲んだ水、暖かくはないが室温で置いておいたものが、ちょっとしみる気がしたあと、夜半に目が覚めて喉を潤そうとした時には、思わず唸ってしまうぐらいにしみた。叩いてみると奥から2番目の歯が確実に痛い。一旦痛むと時間がたってもひかず、やむなく常備のノーシンを服用。2時間後ぐらいにようやく再度眠りにつけたみたい。

翌日は金曜日。行きつけの歯医者は土日は休診だから、何がなんでも今日診てもらわなければと、朝イチ診療開始かなり前に電話すると、なんと診療開始一番手で診ていただけた。

歯医者さんは開口一番「やはり一番奥でしたか」と。いや2番目でした、というと訝しみつつ丁寧に確認して、「おととい開けなくてよかったねえ、痛い思いをしたと思うけど。」と。結局、2番目の歯の神経が腐っている状況でガスが発生して痛みを生じていたものだと。こういうケースは冷たいものがしみず、逆に熱いもので痛みが生じることがあるらしい。私のケースは食事をする時に痛くなっていたので、多分暖かい食事が引き金になっていたのだろう。

ということで、治療はしばらくかかりそうだが、なんとか週末に七転八倒する事態は避けられたので、ほっとしている。無理を受けていただいた歯科医院の先生やスタッフの方々の対応はありがたく、また、歯が痛くても食べられるだろうとかないが買ってきてくれたプリンにもほっこりさせてもらいました。

ウズウズしていた桜の花も週末を迎える前にようやくほぼ満開。とりあえずの処置の終わったあとの桜は、曇天ではあれど、綺麗に見えました。

ということで、辛い中でこそのほっこりに感謝の今週でした。